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🧨相続で“地雷”を踏むな!

  • 執筆者の写真: 石田敦也
    石田敦也
  • 5月21日
  • 読了時間: 2分

解体費高額&擁壁あり物件の恐怖と、放棄しても逃げられない管理リスク


相続放棄しても管理責任

💀「タダで相続」は、タダより高いかもしれない。


「せっかくの実家だから」「親の思い出があるから」そうやって、あまり深く考えずに不動産を相続してしまったあなた。


もしそれが——解体費が高額な築古住宅や、老朽化した擁壁のある土地だったら…

それはまさに、「不動産という名の“地雷”」かもしれません。



💣地雷その①:解体費が数百万!想像を超える出費


🧱古家解体に潜むコスト例:


  • アスベスト含有 → 調査・処理費用が50万〜200万円

  • RC造や間口が狭い → 重機が入らず手作業で倍額に

  • 解体ゴミの処理費用も年々高騰中!


▶ 解体見積を取ったら「そんなに高いの!」という声も珍しくありません。



💣地雷その②:擁壁の高さは、リスクの高さ


古いコンクリート擁壁、よくありますよね。でも、老朽化した擁壁は「即建築不可」「がけ条例該当」など、再利用も売却もできない「詰み物件」となる可能性が高いんです。


  • 補強工事:300万〜1000万円

  • 崩落事故が起きれば、所有者責任で損害賠償!


▶ つまり、相続しても活用できず、手放すにもお金がかかるという二重地獄。



💣地雷その③:「相続放棄すればいい」では済まされない!


よく聞くセリフです:

「あんな家いらない。相続放棄しとけば安心でしょ?」

ところが、相続放棄しても管理責任は残るのが現実。民法940条により、相続放棄者でも相続財産を現に占有している場合は、次の管理者(次順位の相続人や国)へ引き継がれるまでの「管理義務」が発生します。


つまり、


  • 倒壊・火災・草木の繁茂 → 放置で近隣からクレームや行政指導

  • 壁が崩れた、人がケガをした → 管理責任を追及される可能性も



🧨地雷を避けるためのチェックリスト

チェック項目

確認方法

解体費用はどのくらいかかる?

解体業者に事前見積もり

擁壁は何年もの?劣化していない?

建築士や自治体に相談

がけ条例・再建築の制限は?

市の建築指導課に問い合わせ

相続放棄の期限は?

相続開始から3ヶ月以内に家庭裁判所へ


⚠️ まとめ:「気づいたときには地雷原」


「タダで手に入る不動産」に飛びつく前に。「親の家だから」となんとなく相続する前に。

一度立ち止まって、「地雷物件」ではないかを冷静に見極めること。


これは、あなた自身と未来の家族を守るための第一歩です。


「相続不動産が心配っと!」思ったら、ご相談ください。






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