トランプ大統領が怒っている理由
- 石田敦也
- 4月13日
- 読了時間: 3分
更新日:5月4日

あらゆるメディアで、トランプ関税の話が盛り上がっています。
専門家の意見もいろいろで、これから日本は悪くなるとか良くなるとか、、、
しばらく様子を見ないと、正直どうなるかは、誰にも予想がつきませんね。
世界経済に及ぼす影響は、小さくないので、あまり軽率な事は言えませんが、
ぼく個人的には、トランプさんの気持ちも理解はできます。
ぼくが小学生の頃、家にバカデカいアメリカ製の冷蔵庫がありました。
はっきり覚えていないのですが、おそらくGE(ゼネラルエリクトリック)だっだと思います。
父の勤めていた会社が代理店をしていて、付き合いで購入したものだと記憶しています。
少し成長した頃には、テニスのマッケンローが履いていたナイキのフォレストヒルズとプリンスのデカラケを使っていました。

高校生くらいになると、ベストヒットUSAを毎週見て、タワーレコードにマドンナやマイケルジャクソンのレコードを買いに言っていました。
もちろん、ジーンズはリーバイスの501、一択です。
あと運転免許を取ると、外国の車が欲しくてしょうがなかったんですが、何せドイツ車は高いので、中古のアメ車ポンティアックフィエロくらいであれば何とかなるかな?
なんて考えていました。
こんな感じで、アメリカブランドは大人気で、多くの日本人がメイドインUSAを求めていたんです。
アメリカの製品は、人気も信頼性も抜群だったんです。

それがアジア諸国の容赦ないやり方で総取りされて、今やぼくのうちにあるUSAブランドは、アップルのマックだけとなってしまいました。
軍事とIT・AIはかろうじて、首位をキープしていますが、中国の追い上げが激しく焦っています。
トランプ大統領が、強行な手段に出た理由はこれです。
過去に日本も自動車や半導体に高関税をかけられて、大変な目にあっていますが、敗戦国日本と中国では戦い方は違ってきます。
中国は報復関税をかけ対抗しています。
短期的には関税作戦の効果はあると思うんですが、長期的にはやはり税金じゃなくて製品だと思います。
日本でもどんなにトヨタが高性能高耐久低価格でも、長年高額なベンツは売れ続けていて、一定の熱いファン層が存在しています。
ベンツの関税を多少上げても、ベンツは売れ続けると思います。
トランプさんは、アメリカ企業にチャンスと時間を与えているんだと思います。
「高関税で一時的に輸入品を締め出してやるから、その間に何とかしろ!」って、
アメリカ企業が良い製品を作れないのではなく、ただ安売り競争に負けただけとも考えられます。
日本ではアメ車は全く売れないと言われますが、北海道や沖縄などだけに限定してディーラー網を作れば、あの日本にはないデカくてかっこいいSUVをほしい人はそこそこいるんじゃないかと思ったりもします。
価格だけでない面白い製品が、まだまだアメリカにはあると思うので、また子供の頃のように家にメイドインUSAが入ってきて欲しいですね。
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