大家さんの修繕費、AIで予測できる時代になりました―「七転び八起き」より「転ばない」賃貸経営へ
- 石田敦也

- 3月30日
- 読了時間: 4分

賃貸経営をされている大家さんから、こんなお声をよく聞きます。
「また修繕費がかかった」「今月も想定外の出費だった」
「いつ何が壊れるか、まったく読めない」
そうなんです。不動産の修繕は、終わりがない。
『七転び八起き』
何度転んでも、その度に立ち上がること。
大家業はまさにこのことわざ通りです。
転び続けながら、立ち上がり続ける。
それが賃貸経営の現実です。
でも、私たちダイヤモンドコンサルティングは、大家さんにこうお伝えしています。
「転ぶ回数を、AIで減らしませんか?」
■ 大家さんが転ぶのはなぜか
修繕費で想定外の出費が発生する原因は、ほぼ2つに絞られます。
「知らなかった」と「想定していなかった」です。
よくある転倒パターン(神戸市内の管理物件でも実際にあります)
給湯器を交換したばかりなのに、翌年また別の設備が壊れた。
退去後リフォームで80万円。手元資金が足りなくなった。
「そろそろ外壁塗装かな」と思いながら後回しにしていたら、雨漏りが始まった。
建物は必ず劣化します。設備は必ず壊れます。これは避けられない。
ならば、「いつ・何が・いくらかかるか」を事前に予測することが、賃貸経営の安定につながります。
■ 書類がなくても大丈夫。2つのやり方があります
「工事記録なんて取っていない」「請求書がどこにあるか分からない」という大家さん、安心してください。AIを使った修繕管理には、2つの入口があります。
パターン A
書類がある人
過去の見積書・請求書・工事記録をAIに読ませて、履歴を整理+将来予測。一番精度が高い方法です。
パターン B
書類がない人
物件を巡回して給湯器・エアコン・換気扇などの製造年月日をスマホで撮影。写真からAIに情報を読み取らせます。
書類がなければ写真でいい。今日、物件に行くだけで始められます。
■ パターンB:スマホ1台で始める「現地調査×AI」
書類がない大家さんへ、私たちがおすすめしているのがこの方法です。
STEP 1
現地を巡回する
物件を一部屋ずつ回り、設備の銘板・製造ラベルをスマホで撮影していきます。
STEP 2
写真をAIに見せる
撮影した写真をChatGPTやClaudeに送り、「製造年月と設備名を読み取って」と伝えます。
STEP 3
予測を出してもらう
読み取った情報をもとに、耐用年数から「いつ交換が必要か」を予測してもらいます。
撮影しておきたい設備リスト
給湯器(側面または底面に製造年月のシールあり)
エアコン(室内機の製造年月日)
換気扇・レンジフード(本体天面または側面)
インターホン・宅配ボックス
給水ポンプ・受水槽(共用部)
屋根・外壁(劣化状況が分かる全体写真)
■ 実際のAIへの質問文(そのまま使えます)
プロンプト例① 写真から設備情報を読み取る(パターンB用)
添付の写真は賃貸アパートの給湯器です。 銘板や製造ラベルから以下の情報を読み取ってください。 ・メーカー名 ・型番 ・製造年月 読み取れない場合は「不明」と記載してください。
プロンプト例② 設備一覧から修繕予測を出す(パターンA・B共通)
以下は私が所有するアパートの設備一覧です。 各設備の一般的な耐用年数を考慮して、 今後5年以内に交換・修繕が必要になりそうな箇所と おおよその費用目安を予測してください。 設備一覧: ・給湯器 製造年月:2011年3月 ・エアコン(101号室) 製造年月:2015年8月 ・換気扇 製造年月:不明(築15年) 物件情報: ・築年数:15年 ・木造2階建て ・4世帯 ・所在地:神戸市北区
■ 「転ばない」大家さんが最後に勝つ
七転び八起きの精神は大切です。しかし、転ぶたびに数十万〜数百万円が飛んでいく現実も厳しい。
書類がある人はAIに読ませる。書類がない人はスマホで撮影してAIに見せる。どちらも今日から始められます。
大切なのは、「何となく不安」から「ある程度見通しが立っている」状態に変えることです。それだけで、賃貸経営の安心感はまったく違います。
まとめ ― 今日からできること
書類がある人 → 見積書・請求書をAIに貼り付けて整理・予測
書類がない人 → 物件を巡回して設備の製造ラベルをスマホで撮影
どちらも → AIに「今後5年の修繕予測」を出してもらい、積み立ての目安にする
ダイヤモンドコンサルティングでは、賃貸管理のご相談だけでなく、こうしたAIを活用した修繕計画づくりのご提案も行っています。神戸市北区・西区エリアの大家さん、ぜひお気軽にご相談ください。



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