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盲導犬の入居申込を「ペット不可」で一律拒絶するオーナーが、実は大損している理由

  • 執筆者の写真: 石田敦也
    石田敦也
  • 5月29日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


◆ 「ペット不可」の本来の目的から逆算する


ペット不可というルールが存在する真の目的は何でしょうか。鳴き声による近隣トラブル、夜間の騒音、室内の激しい損傷や臭いの付着ー要するに「管理不全な動物による、資産価値の低下と賃貸経営の阻害」を防ぐためです。


その基準で冷徹に評価したとき、盲導犬は一般的な「ペット」の対極に位置します。

生後間もない頃からパピーウォーカーのもとで徹底的に社会性を育てられ、専門施設で1〜2年。吠えない、飛びつかない、指定の場所以外で排泄しない。


これが「当たり前」にできる個体だけが、厳格な審査を経てデビューしています。街中や電車内で、盲導犬がトラブルを起こした事例をほとんど耳にしないのは偶然ではありません。



◆ 40年の現場経験から言える、真のリスク


この業界に40年いて痛感するのは、物件の資産価値を損なう主因は「管理されていない動物」よりも、むしろ「モラルの低い人間」だということです。


夜間の騒音トラブル、無断の原状回復放棄、ゴミ置き場のルール無視。これら経営を脅かす重篤なトラブルの履歴に、盲導犬の存在はありません。また、補助犬のユーザーは衛生管理(定期的なシャンプーやブラッシング)の指導も受けているため、一般のペット飼育で最も嫌がられる「獣臭の染み付き」のリスクも極めて低いのが実態です。


「盲導犬だから」という理由で反射的に断り、長期間の空室ロスを垂れ流す。その埋め合わせのために審査基準を下げて怪しげな入居者を通してしまい、結果として滞納や夜逃げ、近隣トラブルを招く。どちらがオーナーにとって致命的なリスクか、経営の観点から見れば明らかです。



◆ 「努力義務」を逆手に取る、賢い経営判断


身体障害者補助犬法において、民間住宅への受け入れは「拒まないよう努めなければならない(努力義務)」とされています。


しかし、私はこれを単なるモラルの話ではなく、「逆張りのブルーオーシャン」だと捉えています。他社や他のオーナーが思考停止で断るからこそ、受け入れを表明する物件には、極めてモラルが高く、かつ長期入居が見込める優良な入居者が集まります。退去率の低さは、賃貸経営における最大のコスト削減です。


もちろん、隣戸との距離感や建物の構造、既存の入居者構成(極度の犬アレルギーなど)によって、個別具体的な調整が必要なケースはあります。だからこそ、一律拒絶で機会損失をする前に、まずは私に相談してください。リスクを最小化しながら、物件の収益を最大化する着地点を、一緒に作ります。











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