事務いすレース、焼きそばパン、BABYMETAL。世界を虜にする日本の「魔改造」という底力
- 石田敦也

- 1 日前
- 読了時間: 3分
雪の中、事務いすで爆走する大人たち
先日、驚きのニュースが飛び込んできました。
熊本の雪混じりの悪天候の中、オフィスチェアで2時間耐久レースを行う「いす-1GP」が開催され、「ホワイトロックス椅子賊団」が122周という驚異的な記録を達成したというのです。
京都の商店街活性化から始まったこの「遊び」が、今や世界中で動画が拡散され、「日本最高!」という称賛を浴びている。
不動産屋の私たちが毎日座っている、あの何の変哲もない事務いすが、時速20km超のマシンに化け、大人が本気で泥臭く勝利を目指す。
この「ギャップ」こそが、日本人の持つクリエイティビティの真骨頂ではないでしょうか。
焼きそばパンという「炭水化物の暴力」が生む突破力
このニュースを見て、なぜか無性に「焼きそばパン」が食べたくなりました。
海外の人から見れば、「なぜパスタをパンに挟むんだ?」と首を傾げられるこの組み合わせ。
栄養バランスや合理性を考えれば、決して正解ではないかもしれません。
しかし、「旨いものと旨いものを掛け合わせれば、もっと強くなる」という、ある種「狂気じみた情動」こそが、日本独自の進化を支えてきました。
事務いすをレースマシンに変えてしまう発想と、焼きそばパンを生み出した精神。
そこには、「決められた枠」を軽々と飛び越えてしまう、日本人の愛すべき「突破力」が共通しています。

BABYMETALが証明した「異色の化学反応」
この「魔改造」の精神を、世界レベルのエンターテインメントに昇華させたのが「BABYMETAL」です。
「アイドル」と「メタル」。本来なら水と油のように反発し合うはずの二つを、神バンドの超絶技巧と圧倒的なボーカルとダンスで、世界がひれ伏す唯一無二の形に融合させました。
「いす-1GP」にコクヨのような一流メーカーが本気で「レーシングチェア」に協力するように、BABYMETALも「遊び」の中に「最高精度の技術」を詰め込んでいます。
この「やるなら徹底的に、最高のものを作る」という職人気質こそが、言葉の壁を超えて世界を熱狂させているのです。
合理性を超えた「偏愛」こそが、世界を変える
私たちは今、AIや効率化が叫ばれる時代に生きています。
しかし、歴史を振り返れば、世界を驚かせた日本の発明は、決して合理性だけを追求して生まれたわけではありません。
「外で音楽を聴きたい」という執念が生んだウォークマン。
「お尻を完璧に洗いたい」という過剰なこだわりが磨き上げたウォシュレット。
これらはすべて、一見すると非合理的で、無駄に見えるかもしれない「オタク文化」や「偏愛」から誕生しました。
事務いすで雪の中を爆走し、焼きそばパンを頬張り、BABYMETALを聴く。
そんな「真面目にふざける」エネルギーを失わない限り、日本の底力は枯れることはありません。
私も明日から、いつもの椅子に座り、焼きそばパンを相棒に、自分にしかできない「本気の発信」を続けていこうと思います。



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