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利回りに出ない!ファミリー賃貸物件の本当の旨み

  • 執筆者の写真: 石田敦也
    石田敦也
  • 4月3日
  • 読了時間: 5分

この記事でわかること

  • なぜ不動産投資家はワンルームに集中するのか

  • 利回りだけでは見えないファミリー物件の本当の価値

  • 経験豊富な大家さんが静かにファミリー物件を手放さない理由



みんながワンルームに流れる、当然の理由



不動産投資をはじめて勉強すると、ほぼ必ずといっていいほど「ワンルームは利回りが高い」という情報にたどり着きます。


購入価格が低く、賃料との比率である表面利回りが高く出やすい。


開発業者も、不動産業者も、投資家も、自然とワンルームに集まるのは数字として納得できる話です。


反対に2LDK以上のファミリー向け物件は購入価格が高いわりに賃料の上がり幅が小さく、利回りが低く出てしまう。


だから投資家から敬遠されがちです。


需要はあるのに供給が極端に少ない。


東京23区でも70㎡以上のファミリー賃貸は全体の1割にも満たないという現実がそれを物語っています。


でも、ちょっと待ってください。利回りという物差しだけで判断していると、見えなくなるものがあります。





利回りと損益は、イコールではない


ここが、初心者と経験者の一番大きな分かれ道です。


利回りとは「年間賃料収入 ÷ 購入価格」で計算される比率です。


つまり入ってくるお金の割合を示しているだけで、出ていくお金は一切含まれていません。


投資の本当の成績は「手元にいくら残ったか」という損益で測るべきなのに、不動産の世界では利回りだけが一人歩きしている場面が多い。


株やFXの世界に置き換えると、ワンルーム投資は1分足トレードに似ています。


回転数で稼ぐスタイルで、頻度で積み上げようとする。


でもその分、手間・コスト・精神的な消耗も大きい。一方ファミリー物件は日足トレードに近い。


大きなトレンドに乗って時間を味方につける。派手さはないけれど、余計なノイズに振り回されない強さがある。


利回りは「瞬間の比率」です。損益は「時間軸を持った結果」です。


この違いを理解しているかどうかで、投資判断がまったく変わってきます。





ファミリー物件の旨みは「数字に出ない部分」にある


日本賃貸住宅管理協会(日管協)の調査によると、ファミリー世帯の平均居住年数は約5年1ヶ月。


単身世帯の約3年3ヶ月と比べると、約2年長く住み続けられる傾向があります。


関西圏ではファミリー5年1ヶ月・単身3年0ヶ月と、さらに差が開きます。


この「約2年の差」が生み出すものは、単純な賃料収入の差ではありません。


退去が1回減るということは、仲介手数料・広告料・原状回復費・空室期間・次の入居者募集の手間、これらがまるごと発生しないということです。


さらに深いところに旨みがあります。


ファミリー世帯が長く住む理由は、子どもの通学校区・近隣との関係・生活環境への適応など、簡単には動けない事情が積み重なるからです。


つまり一度良い関係を築けば、オーナーにとって非常に安定した経営基盤になる。これは利回りという数字には絶対に現れません。


石田のひとこと:「管理の現場でも、ファミリー世帯のオーナーさんは『気づいたら何年も安定している』とおっしゃる方が多い。地主さんや大家歴の長いベテランオーナーさんほど、ファミリー物件を手放さない。あれは経験で体感しているからだと思います。」





市場の歪みが、静かな割安資産を生んでいる


ワンルームに投資家が集中した結果、需給が歪みワンルームの価格は上昇し続け、利回りはどんどん圧縮されています。


反対にファミリー物件は「利回りが低い」という理由だけで市場から敬遠され、相対的に割安な状態が続いています。


誤った物差しで市場全体が動いているからこそ、正しい物差しで見る人には見えてくるものがある。これが不動産投資における「玄人の逆張り」の本質です。


株やFXでも同じことが言えます。


勝率だけ見てリスクリワードを無視するトレーダーは長期では勝てない。


表面的な数字だけを追いかけていると、本当に価値あるものを見落とし続けることになります。


経験豊富な大家さんや地主さんが静かにファミリー物件を保有し続けているのは、この旨みを体で知っているからではないでしょうか。





まとめ


利回りは投資判断の入口に過ぎません。


ファミリー賃貸物件の本当の価値は、安定した居住年数・低い管理コスト・オーナーの精神的な安心感という、数字に現れない部分にあります。


派手さはないけれど、時間を味方につけながら着実に資産を育てていく。


それがファミリー物件の本質的な旨みです。


神戸市北区で不動産投資・賃貸経営についてお悩みの方は、ダイヤモンドコンサルティングへお気軽にご相談ください。




よくあるご質問(Q&A)


Q1.ファミリー物件は利回りが低いのに、なぜ投資対象として有効なのですか?

A.利回りは「入ってくるお金の比率」を示すだけで、出ていくコストは含まれていません。ファミリー物件は居住年数が長く、退去・募集・修繕のコストが少ないため、長期で見た実質的な損益ではワンルームと遜色ない、あるいは上回るケースがあります。


Q2.ファミリー物件はどのくらいの期間、入居者が住み続けますか?

A.日本賃貸住宅管理協会(日管協)の調査では、ファミリー世帯の平均居住年数は約5年1ヶ月です。単身世帯の約3年3ヶ月と比べて約2年長く、関西圏でも同様の傾向が見られます。


Q3.ファミリー物件はなぜ市場に少ないのですか?

A.開発業者・投資家ともに表面利回りの高いワンルームに集中するため、ファミリー向けの供給が慢性的に不足しています。東京23区でも70㎡以上の賃貸は全体の1割未満という現状がそれを示しています。


Q4.ファミリー物件投資で失敗しないためのポイントは何ですか?

A.最も重要なのは「利回りだけで判断しない」ことです。居住年数・エリアの需要・学校区・周辺環境など、ファミリー世帯が長く住みたいと思える条件が揃っているかどうかを重視してください。


Q5.神戸市北区でファミリー向け賃貸物件の需要はありますか?

A.あります。神戸市北区は自然環境・住環境の良さからファミリー世帯に人気のエリアです。ただし物件の選び方・管理の仕方によって結果が大きく変わりますので、地元の実情に詳しい専門家への相談をおすすめします。

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