居住用財産譲渡損失の損益通算
- 石田敦也
- 2023年5月6日
- 読了時間: 2分

不動産価格はアベノミクスの影響もあり上昇トレンドですが、売ると買った値段よりも安くなってしまう方もいますよね。
例えば、5000万円で買ったけれど、いま売ると3000万円位でしか売れない!
こんなケースです。
査定書を見せると、がっかりする売主さんもいます。
不動産は相場でしか売れませんので、どうしようもないのですが、節税の方法があることだけはお伝えしています。
ズバリ、【居住用不動産譲渡損失の損益通算】です。
難しい名前ですが、簡単に説明すると買った値段よりも安くしか売れなかった方は、所得からその分を引いてあげます。そして税金を安くしますよ。
と言う制度なのです。
政府による救済措置のようなものです。
図で説明した方がわかりやすいと思いますので、

図のように、住宅ローンの残額から売却金額を引いた、1000万円を3年を限度に所得から差し引いてくれます。
つまり、売却した年の年収が800万円だとすると、800万円-800万円でこの年は所得税はゼロと言うことですね。
1000万円の枠だ800万円分使いましたので、残りは200万円分です。
翌年の年収も800万円だとすると、800万円-200万円で600万円の所得で計算されます。
売却損を所得から差し引いて、税金を少なくしてくれる制度なのです。
不動産売却をする予定だが、買った値段よりも安くでしか売れそうにない!
そんな方は、【居住用不動産譲渡損失の損益通算】の利用も検討して売却を進めていきましょう。
価格だけではなく節税の話もできる、不動産売却のプロ「ダイヤモンドコンサルティング」へお任せください。
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