家賃保証に加入しても連帯保証人はつけておいた方がいい
- 石田敦也
- 2022年5月12日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年10月12日
神戸市北区‖鈴蘭台駅前
賃貸管理のダイヤモンドコンサルティング

【家賃保証】
可能であれば、家賃保証に加入してもらっても、連帯保証人は付けておいた方がいいいです。
時代の流れ的には、家賃保証に入ってもらい保証人なしで賃貸借契約をした方が、権利関係も手続きも簡単でいいです。
保証人不要は、一定の入居者には集客効果もあると思います。
しかし、実務を行なっている僕ら不動産管理会社からすると、契約を妨げないのであれば、保証人は付けておいた方がいいのです。
その理由を解説していきます。
【トラブルは家賃の滞納だけではない!】
大家さんは空室期間が長くなると、どうしても契約を急いでしまいます。
賃貸条件やフリーレント期間などの交渉にも、柔軟に対応します。
「保証人はいなくても、家賃保証に加入してくれれば、滞納の心配はないし、弁護士や残置品処理費用も出るから大丈夫だろう!」
普通はこうなりますよね。
しかし、入居者管理をしている僕らから言わせてもらうと、借主が起こすトラブルは家賃滞納だけではないのです。
のちのち、大家さんを苦しませる他のトラブルとは、
①ゴミの分別
②騒音
③違法駐車
などがあります。
これらのトラブルは、文書・口頭・メールなど、いろいろな手段で行いますが、なかなかすぐに改善されないことも多いです。
いくら家賃の滞納が保証されていても、四六時中クレームの電話が入ってきたりすると、精神的にも大変です。
賃貸管理で困ったら、お気軽にご相談下さい。
【いざと言う時、協力者になってもらえる】
以前に、大学生の入居者の深夜の騒音で周辺から苦情がありました。
電話で本人に連絡すると、「すいません!今後気をつけます。」と謝罪はするのですが、またすぐに同じ行為を繰り返します。
周辺からの苦情もだんだんひどくなり、ついに保証人の親に連絡をして、厳しく注意をしてもらい、ようやく収まりました。
僕ら不動産管理会社のものが、入居者を叱りつけることは出来ないのですが、お父さんやお母さんは違います。
おそらく、かなり厳しく注意してくれたんでしょうね。
大変助かりました。
このように、保証人は親族やごく親しい人のケースが圧倒的に多いので、トラブルを起こした時に協力を得ることが出来ます。
債務保証だけでなく、重要な役割を果たしてくれるのです。
よって、可能でありば保証人は付けておいた方がいいのです。
【まとめ】
賃貸管理のトラブルは家賃滞納だけではありません。
複数の人たちが暮らす共同住宅では、日々いろいろな問題が起こります。
そんな時に、親族や親しい方からお話しをしてもらえると、スムーズにクレーム処理が行えます。
賃貸借契約を結ぶ際は、家賃保証に加入してもらっても、可能であれば保証人をつけるようにしましょう。
どうしても保証人が付けられない場合は、親族等の緊急連絡先を必ず記載しておいてもらいましょう。
そして、トラブル等が起こった時は、連絡して協力を求めるようにするといいでしょう。
この記事は宅地建物取引士のダイヤモンドコンサルティング石田敦也が作成しました。
賃貸管理のご依頼は、こちらからどうぞ。
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